◆ 准看護師になるまでの方法とその手順はこれ。 ◆
准看護師になるには。
これから、受験勉強をして准看護師になろうと思う方に、准看護師になるまでの手順を書いていきます。まず初めに准看護師になるには、中学か高校を卒業した後に、准看護師養成所で看護について学び、卒業と同時に知事試験を受けなければなりません。
准看護師になるには、各都道府県が提供している准看護師試験に合格して初めて准看護師として働くことができます。
准看護師になる方法の主な2通り。
一つ目は、中学卒業後、准看護師になるための勉強を行っている准看護師養成所に通うことです。准看護師養成所は二年間通う必要があります。
そして卒業後、准看護師試験(知事試験)に合格できれば、晴れて准看護師として働くことができます。
二つ目は、中学卒業と同時に、高等学校で准看護師資格を取得でき衛生看護課に通うことです。基本的に通常の高校と同じく3年の在学。もしくは定時制であれば4年間通うことになります。
学校卒業後、各都道府県が実施している准看護師試験(知事試験)を受験して合格すれば、准看護師資格を取得することができます。
准看護師の資格の魅力はこれ!?
准看護師を目指す魅力には、いくつかありますが、その中でも、准看護師の要請を行っている専門学校では、正看護師と違い、在学期間が2年間であることです。
そして、准看護師養成所に通う場合は、働きながら通うことができるのも大きな魅力です。正看護師の場合は、勉強内容や実習時間も長いことから働きながら看護師資格を取得するのは難しいのですが、准看護師資格は働きながら目指すことができます。
さらに、准看護師養成所卒業後、自分の系列病院で働いてほしいことから、仕事をあっせんしてくれるところもあります。
現在、看護師不足もあり、系列病院での奨学金を利用した場合、准看護師の資格を取得したことにより、奨学金が免除になる学校もあります。もちろん、准看護師資格取得後系列の病院で数年間働く条件もありますが、学費がかからず、資格を取得し、その上働く場所も用意されていることから、准看護師資格取得を目指す方がたくさんいます。
正看護師と准看護師の違いはこれでわかる。
准看護師を目指す時に、ふと気になるのが正看護師のことですよね。准看護師と正看護師の違いは、正看護師は医師の指示に基づいて医療行為をするのに対して、准看護師は医師や正看護師の指示に基づいて看護を行うことです。
少しわかりにくいかもしれませんが、院内では、正看護師>准看護師と位置付けられています。これにより、准看護師が正看護師に指示や指導などができないことになっています。
これだけを見てみると、正看護師を目指した方がいいよね。と思われがちですが、正看護師を目指すには、まず高校を卒業している必要があるのと、准看護師養成所の受験問題よりもはるかに難しい受験勉強を乗り越えなければならないので、勉強が苦手な人にとっては看護師になるまでに時間がかかってしまいます。
全ての情報をさらけ出しているわけではありませんが、基本的に正看護師は、学校に通う年数も准看護師養成所よりも長いので、少しでも年齢が若い方が有利です。もし借りに現在の年齢がすでに40歳前後になっているのであれば、ある程度「勉強能力と人間性豊か」でなければ年齢がハンデになってくるので准看護師を目指す方が合格できる確率も上がってきます。
准看護師ではなく、正看護師を目指すのはなぜ?
准看護師ではなく正看護師を目指す人の多くは、准看護師<正看護師という絵図のイメージが強いのも一つの原因ですが、実際に職場に入れば、准看護師も正看護師もチームリーダーや医師の指示のもと働く必要があります。
そして、准看護師は常に指示のもと動くため、自分自身で物事を決めるのが苦手な人は准看護師に向いているかもしれません。
逆に、認定看護師のように、チームリーダーとしてどんどん昇格していきたい人は、正看護師が向いているかもしれません。
しかし、准看護師と正看護師では、看護学校に通う年数も異なりますし、学校自体の受験問題もかなり難易度があがりますので、准看護師を目指す方が、看護師になるには、早いかもしれません。
准看護師からでも正看護師を目指せる方法はこれ。
准看護学校に合格し、その後准看護師として働いていく中、途中でやっぱり、正看護師を目指そうと思う人も准看護師の中にもたくさんいます。
そこで、准看護師から正看護師になる方法は、3年間定時制の看護専門学校に通う方法があります。そして、その他にも、定時制だけではなく2年間で取得できる全日制の看護専門学校もあります。さらに、仕事をしながら正看護師になるための看護国家受験資格を通信教育でも取得することができます。
しかし、通信教育で正看護師の資格を取得するには、准看護師の免許を取得した後7年間の実務経験を必要としますので、准看護師資格取得から少し年数がたってしまいます。
社会人から准看護師になるタイミングが知りたい!?
准看護師に目指すタイミングは皆さんのライフワークによって変わってくると思います。もし仮に、今年自分の会社の成績が思わしくなく、自身の年齢が高い場合、資格取得を考える人が多いです。
仮に現在の年齢が30代後半に近づいている場合、資格の取得が可能であっても、年齢が邪魔して、その後の仕事がスムーズに見つからない資格もたくさんあります。
同じ資格の中でも准看護師の資格は、資格取得までは大変かもしれませんが、資格を取得すれば、現在のところ就職が決まったと思っても過言ではありません。
また、看護学校によっては、現在看護師不足もあり、学校独自の奨学金利用などによって、准看護師になるために専門学校で学ぶ費用を条件によっては免除してくるところもあります。
なので、自分自身の生活の中で准看護師になろうと思った日が准看護師を目指す日になります。しかし、あまり年齢が高くなり過ぎると准看護師養成所(専門学校)に合格することも難しくなりますので、年齢が若いうちに資格を取得するだけでもしておいた方がいいかもしれません。
准看護師になれた後の働き方はどんなの!?
社会人の皆様や主婦の皆様にとって、仮に准看護資格を取得できた後の働き方もどのような種類があるのか気になるところですよね。働く場所としてあるのが、病院はもちろん、保健所や福祉施設など、准看護師でも看護師と働く場所は変わりありません。
一般的には、准看護学校養成所には、系列の病院がありますので、ほとんどの方が、学校卒業後には、系列病院で働くことが多くなっています。
そして、働き方にも常勤だけでなく、非常勤や派遣などもありますので、皆様のライフワークにあった働き方ができるのも、准看護師の魅力でしょう。
兎に角今は、准看護師でも正看護師でも、人手が足りてませんので、仕事に困ることはありません。よく質問される内容として准看護師資格はなくなるのでは?と聞かれますが、准看護師資格がなくなると言われてからもすでに数年がたっています。
そして、まだまだ募集している学校が存在しているということは准看護資格がなくなることは今のところないでしょう。
もし、准看護師資格がなくなるのであれば、尚更今の間に取得しておかなければ、今後は正看護師資格しか取得できなくなるので、中卒の方や勉強が苦手な方にとっては、看護師という仕事が届かなくなってしまうかもしれません。
知っておきたい准看護師の平均的な給料はこれ。
准看護師の平均的な給料は約400万円ぐらいと言われています。給料に関しては各病院により違ってきますが、やはり大きな病院の方が比較的給料は高くなっています。
もちろん、正看護師と比べて、准看護師の方が給料は低いですが、資格の取得の難しさから仕方ない部分もあります。
看護師の給料は、年々増加していくシステムになっています。なので一年目よりも二年目、二年目よりも三年目となっています。
准看護師を目指し始めた人の一日が知りたい。
准看護師を目指す方は、日々受験に向けて勉強をしていかなければなりません。
特に、学生時代勉強が苦手だった方には最初はストレスを感じてしまうかもしれませんが、准看護学校に合格するには、必ず、高校入試程度の学力は必要になります。
准看護学校に向けて受験勉強するためには、一日の計画が大切になります。今現在、働いている人にとっては、勉強時間をとることは難しいかもしれませんが、そのような方は、看護学校の受験を専門に扱っている看護予備校に通うことをお勧めします。
看護予備校に通うことで、自分と同じ年齢の社会人が受験勉強をしていたり、自分自身ではどれぐらいできれば受験に合格できるかもわからないので安心して准看護学校合格に向けて勉強することができます。
看護予備校では勉強の仕方から准看護学校の受験に出題される問題までピンポイントで理解しているので、早期に合格を目指している方は看護予備校に問い合わせていましょう。
准看護師資格を取得しやすい年齢なんてあるの!?あるなら何歳まで?
准看護学校に通うにも、准看護師資格を取得しなければなりませんが、准看護学校に通うにも、何歳でもいい訳ではありません。かといって、きっちりと年齢制限も設けられていませんので受験生にとっては、もどかしいところでもあります。
准看護師資格の取得を目指している方は高校生から50代ぐらいまでの年齢の方が目指していますが、やはり後者になればなるほど合格することが難しくなっています。
その理由は、病院側もできるだけ長く働いてもらえる方に、働いてほしいのも一つの要因です。例えば55歳で准看護学校に合格したとします。卒業は57歳になるでしょう。ここで考えてほしいのが定年です。現在の定年退職の年齢が65歳なので、定年まで10年も働くことができません。10年といえばようやく仕事を任せれる年数でもあるでしょう。そして、看護師の仕事は力仕事もありますので、自身の年齢があがるにつれ体力も若い子に比べ、衰えるのはいたしかたないことです。
これらを考えると、どうしても若い子に勝つことは難しいので、できる限り自身の年齢が若いうちに准看護師資格の取得を目指すことをお勧めします。
准看護師資格が廃止は本当!?資格はなくなるの?
皆様が准看護師を目指す時に一度は耳にするのが、准看護師資格は意志ではないでしょうか?実際に神奈川県では、准看護師の要請がストップしていますが、准看護師資格を持っている人の働き場がなくなっているわけではありません。
そして、准看護師を廃止するのか?と思われた矢先、2014年6月、自民党国会議員により「地域を支える看護職員養成促進議員連盟」が発足されました。これは、来るべき2025年、実は、団塊世代が後期高齢者となる年号になります。そして、看護ができる方がおよそ200万人必要とされています。
現時点の看護職員がおよそ150万なので、数事の上で考えると、今後10年で、50万人増員しなければならないのです。
そこで、今回提案されているのが、とにかく看護ができる人を必要としているので、短期間で看護師として働くことができる准看護師免許が進められています。戦後日本には看護師不足ということもあり、准看護師資格ができました。
それと、同じ様に2025年までと急を要するもので、准看護師資格が今すぐなくなるということはないでしょう。現時点で65歳以上の人が3000万人、今後の日本は高齢化社会とどのように戦っていくかも重要な課題とな入ります。
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