看護学校の受験には助かる奨学金制度。
奨学金は、看護学校に入学したいけど、経済的な理由もあり、どうしてもお金を準備できない学生に対して、貸し出してくれるお金です。
その中には、将来返済をしなくてもいい奨学金などもあります。その代りに、一定の条件は満たす必要があります。
奨学金にも色々種類がありますので、一つずつ説明していきます。
奨学金の中で、一番耳にする日本学生支援機構とは。
奨学金の中でも、いちばんよく聞くのが独立行政法人の日本学生支援機構です。もちろん誰でも、奨学金を受けれるわけではありません。家庭的事情など、学費が払えない条件と、高校に入学してから、奨学金の申請が下りるまで、必ず成績が優秀でなければなりません。成績の「優秀」か「優秀でない」かは、高校時代につけられている、評定平均値で審査されます。おおよそ、3.5以上の成績があれば奨学金制度を利用することができます。
こちらの奨学金は将来的に返済する義務がありますので、くれぐれも間違いないようにして下さい。奨学金を借りる際には、保証人や連帯保証人も必要なので、もし仮に、自己や病気で死亡したとしても返済先は保証人かもしくは連帯保証人が返済しなければなりません。
あしなが奨学金って何?
あしなが奨学金という名前も聞いたことあるひとは、多いのではないでしょうか?あしなが奨学金は民間の非営利団体のあしなが育英会が運営しています。
どのようなパターンで奨学金を利用することができるかというと、
ご両親が病気や災害、事故などで死亡。
重度後遺障害により仕事が不可能。
このような場合は、進学費用を貸し出してもらえます。このあしなが奨学金は、国家のような助成金や補助金ではなく、ほとんどが個人の寄付により成り立っています。
1.高等学校や高等専門学校の場合の奨学金(国公立2万5千円、私立3万円)
2.大学や短期大学の場合の奨学金(4万円または5万円)
3.専修・各種学校の場合の奨学金(4万円)
4.大学院の場合の奨学金(8万円)
の利用が可能です。返済しなければならないので、ご注意ください。
看護学生の奨学金制度とは!?
看護学生にとって、奨学金を借りたい時もあるとおもいます。その中にも返済が必要のない、奨学金もあります。
一旦は、お金を借りるという形になりますが、お金を借りた年月だけ、看護師としてはたらけば、返済が免除になる場合も多々あります。
この奨学金の制度の場合は、成績などは、いっさい関係なく申し込めば審査がおります。なぜ、返済が免除になるのかは、現在、看護師不足が慢性化している中で、各病院と都道府県などが、看護師を増やすための一つの方法です。
しかし、看護師不足が解消されればこの制度もなくなると思いますので、看護師になるには今がチャンスかもしれません。
一般学生対象の奨学金の場合は返済が必要
対象者 → 経済的に困窮した学生が対象
成績条件 → 条件有り
看護学生対象の奨学金の場合は返済が必要ない場合があります。
対象者 → 看護師として仕事に就きたい学生が対象
成績条件 → 条件は無い場合が多い
看護学生の奨学金にも種類がある?
看護学校に入学を考え、どうしても入学金の準備などができない場合もあると思います。そこで、奨学金を借りたいと思うのですが、奨学金にも返済型と返済不要な形があります。
そこで、「返済が免除される奨学金は第一種貸与」と「返済が必要な奨学金第二種貸与」があります。
返済が免除される奨学金は第一種貸与とは
各自治体が、看護師不足を補うため、お金を貸してくれる制度です。さらに、第一種貸与はある一定の条件を満たせば返済が不要です。
修学資金貸与事業を運営する側としては、現在高齢化社会も進み、どうしても、看護師不足を解決したいために、この奨学金制度があります。
条件としては、各都道府県に指定されている医療機関で5年以上働くことです。途中で、勤務先を変更や辞めると返済義務が発生します。
(例)大阪府の場合
次の要件を満たした場合、修学金の返還免除してもらえます。
・卒業後1年以内に免許取得し、返還免除対象施設に5年間勤務した場合
【貸与額】 保健師・助産師・看護師 月額31,000円 准看護師 月額21,000円
【貸与年数】 当該学校・養成所の就業年数(最大限)
【貸与予定】保健師・助産師・看護師 352名 准看護師 41名
しかし、これらは年々変化します。そして、看護師不足が解消されれば、この施策はなくなるでしょう。各自治体により変化しますので、お近くの自治体にご確認ください。
返済が必要な第二種貸与とは
第二種貸与の場合は、修学資金の返済義務があります。貸与が受けれる人は、優れた学生または、経済的理由により、修学ができない方になります。
全ての自治体で、第二種貸与があるわけではありません。地域により貸し出す金額も様々ですが、月額で1口25,000円であったり、最高2口で月額50,000円の貸与を受けることもできます。
この第二種奨学金による貸与基準は第一種奨学金よりは緩やかになります。
学校ごとにも決められているので第一種か第二種かは調べておく必要があります。制度利用するためには保証制度や利率算定方式の選択をしなければなりません。
貸与について保証制度と利率算定方式とは?
第一種奨学金とは違い、第二種奨学金の場合は、利息がかかってきます。利息と言われるとドキッとしますよね。しかしきっちりと計算した上で、確認すれば返済のめども立ちますので安心して下さい。みな様は「利率固定方式」か「利率見直し方式」の2種類のうちどちらかを選択します。の利率算定方法のうちどちらかを選択しなければなりません。
@利率固定方式(固定金利)を選んだ場合、返済が終わるまで利息が変わりません。
A利率見直し方式(変動金利)を選んだ場合は、返済が終わるまで5年ごとに利息が見直されます。
もちろん、経済状況にもかかわってきますので、どちらを選択してもいいとは思いますが、固定を選べば、返済まで金額が変わることがありませんので安心かも知れませんよね。しかし、経済の変化に合わせていきたい方は変動式がいいかもしれません。どちらにしても、自己責任になりますので、貸与を受けるのであれば、利息のこともしっかり考えておきましょう。
奨学金を利用したいけどいつ申し込めばいいの?
看護学生にとって奨学金があるのであれば出来るだけ利用したいですよね。しかし申し込むまでは不安がいっぱいだと思います。申込時期だけでもわかっていれば安心かも知れません。
看護師の修学金は、看護学校に直接奨学金の案内が配布されます。看護学校に配布された後から奨学金の利用手続きをしますので、入学後に申請手続きをすると思っていてください。
奨学金は即利用できるものではありませんので、奨学金が下りるまでは自分で支払わなければなりません。
もちろん奨学金利用にも募集人数がありますので、奨学金を当てにしすぎると利用できない時にどうすることもできなくなります。
病院独自の奨学金について
奨学金は看護師等修学資金貸与事業と病院独自の奨学金があります。これらは、両方併用することも可能ですが、必ず各学校にお確かめください。では、通常の奨学金があるにも関わらず、なぜ、病院独自でも奨学金があるのでしょうか?現在、看護師不足に伴い、各病院でも看護師の確保をしておきたいのが現実です。それぐらい看護師不足ということです。また病院独自で奨学金を出しているところは、大きな病院であり、看護学校を保持しています。病院にしてみれば、看護学校に卒業後、他の病院に勤務になると、育ててきた人材がいなくなってしまいます。有能な人材育成をして、よりよい環境の病院を作るためにも、奨学金を出して、看護学生の保持をしています。看護学生にとってはうれしいことですよね。
独立行政法人である日本学生支援機構(JASSO)の奨学金について
どうしても借り入れが困難な場合、国自体が運営している奨学金もあります。しかし独立行政法人 日本学生支援機構(JASSO)は、返済の義務もありますので、借入には注意しなければなりません。
独立行政法人 日本学生支援機構(JASSO)を利用できる人は、経済的に非常に厳しく、しかし学業に関して、優秀な場合、奨学金を利用することができます。
奨学金の種類と貸与の金額と返済について
日本学生支援機構が学生たちに貸す奨学金には、第一種奨学金(無利息)と第二種奨学金(利息付)があります。これらは、皆様が貸与終了後には、返還義務が生じます。奨学金を返済する必要のあるものと返済義務があるものを、しっかり調べておきましょう。
まず初めに、第一種奨学金とは、借りたお金に利息が付きません。なので、借りた金額と返済する金額が同じです。
次に、第二種奨学金とは、借りたお金に必ず利息が付くので、返済する時には、借りたお金+利息が必要になります。第一種奨学金と第二種奨学金を勘違いしていると返済できないこともありますので気をつけて下さい。
入学時特別増額貸与奨学金とは
奨学金には色々な種類がありますが、その中でも入学時に貸してくれる奨学金があります。入学する時に、どうしても入学金が用意できず、やもなく入学を諦めなければならない時もありますが、入学時特別増額貸与奨学金は、入学金の一時的に化してくれる奨学金です。しかし、これも上記と同じく返済義務がありますので、借りる時には返済のことも考えておきましょう。
日本政策金融公庫(JFC)教育ローンとは
看護師を目指す時、どうしても金銭的に困り、受験をあきらめたり、せっかく合格したのに辞退しなければならないときもあります。日本学生支援機構の奨学金を利用しようと思っていても、学業成績が乏しかった場合は貸し出してくれません。そのような時に、利用したいのが日本政策金融公庫で国自体が、運営している教育ローンがあります。
日本政策金融公庫の教育ローンが利用できる人と条件
日本政策金融公庫の教育ローンは、高校生から短大生そして、大学や専修学校、専門学校などの、入学が予定されている学生たちの保護者が融資してもらえます。どのような時に利用できるのかは、入学金や授業料そして通学費が自己負担できない場合借りることができます。では、どのような保護者が融資を受けれるかというと、ある一定の年収がない場合、借りることができます。しかし、ご両親に十分な年収がある場合利用することができません。
母子父子寡婦福祉資金貸付金とは
奨学金には、多くの種類がありますが、その中にも母子父子寡婦福祉資金貸付金というものがあります。
近年、離婚率も増え、父と母の両方がいていない家庭も非常に多くなりました。母子家庭や父子家庭の場合、どうしても資金繰りが上手くいかず、学費に困ることも増えています。
そこで、一人でお子様(20歳未満)の子供を扶養していて、学費だけでなく、技能習得や生活のための資金などが必要となった場合、お住まいの自治体から資金を借りることができます。
母子・父子の場合経済的に困難なことも多く、各自治体が支援することで陰ながら子供の自立意欲を促しています。
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